やる気を出すための練習 どうしたらモチベーションは上がるのだろうか？
今すぐやる会では約1年かけてテキストを輪読し
参加者はテキストにある様々なワークに取り組んで、
スケジュール管理、タスク管理に必要なスキルを身に着けてもらいます。
その点で大事なのはモチベーションです。
イヤイヤやらされていても身に付きませんし、
だんだんと、手につかなくなっていきます。
これをやるとこんなにいいことがある。
やっていくと達成感があってうれしい。
そう思いながらやることができれば、
参加者にとっても有意義なものになります。
今回紹介するワークは
これから今すぐやる会取り組んでみようとする
新しいワーク・スキルについて取り組んだ結果、
長期的・短期的に良い点と悪い点をそれぞれ書き出してもらうワークです。
なぜこういうことをするのか？
タスク管理、スケジュール管理が上手くいかない人は、
何か新しいことに取り組もうとするとき
「やったら効果あるんだろうけど、
なんかめんどくさいなぁ、やりたくないなぁ
やろうとは思うけれども、手が付かないなぁ」
と何となくだけども思ってしまって
実際に手を付けないことがよくあります。
このワークでは、実際にいい点と悪い点をよく考えて
具体的に書き出すのです
そうすると、新しいことをすると得られる
いい点と悪い点が天秤にかけられます。
普段何となく思っていた、いい点と悪い点を具体的に考え
新しいことやったらいい点のほうが大きいのか、
それとも悪い点のほうが大きいのか
ということをよく考えるようになります。
大体の人は、やってみるといい点のほうが大きいと感じて、
いい点に天秤が傾くことが多いのです。
悪い点もしっかり天秤にかけた上でいい点を見ると、
やっぱりやった方がいいなとやる気が出て、
新しいことに取り組みやすくなります。
実際に参加者にやってもらうと、
いい点で出てくるものは、
・タスク管理・スケジュール管理が上手くなる。
・自分の目標が明確になる。
・やりたいことが思い通りにやれる
悪い点で出てくるものは
・めんどくさい、やることがおっくう。
・また、失敗するんじゃないかという不安がある。
などがありました。
いい点は実利実益にかなうことが多く
悪い点は気持ちの問題が多いというのが傾向としてあります。
実利実益と気持ちの問題を天秤にかければ
確かに実利実益に傾くことが多いはずです。
明らかに悪い点に傾くのであれば、
それはそれでいいのです。無理にやる必要もありません。
人間は自分がやりたいと思ったことでないと身に着けることが難しいのです。
ワークを通して何となく思っていた良い点と悪い点を
具体的に書きだして直面することがこのワークの狙いです。
