今すぐやる会

怠けるつもりはないのに気が付いたら、サボってしまう。気を付けてるつもりなのに遅刻が多い。そんなスケジュール管理、タスク管理に不安を抱える方へ、めんたね代表http://mentane.net/カウンセラー尾谷幸治が主宰する、ADHDの治療プログラムを用いた、意志の力を使わない、スケジュール管理、タスク管理のワークショップです。お問い合わせはこちらまでcontact@imasuguyaru.com

雑事に追われてませんか?あなたが今やるべきタスクは? マニャーナの法則を読んで

やりたいなと思うことはあるのだが、目の前の雑事をこなしている間に
いつの間にか一日が終わってしまって、手がつけられないでいる…
という経験はないだろうか。

今回紹介するマニャーナの法則という本は

 

 


やりたいと思ってるのになぜかやれない…という悩みを抱える人にお勧めしたい本だ。

マニャーナとはスペイン語で「明日」という意味
明日やれるタスクは明日にまわして、
重要なタスクを優先してやろうというコンセプトだ。

本書ではタスクリストを
オープンリストとクローズドリストの2種類に分ける

オープンリストとは代表的なものでToDoリストだ。
例えばノートに今日やることを全て書き出して取り組むことをイメージしてほしい
日々の雑事、ルーチン、だけでおわるならば、まだ良いだろう
問題なのは突発的に入ってくるタスクだ。
顧客からの連絡など、上司からの急な指示、家庭のことなどなど
次々にやってくるタスクに忙殺されていつの間にか一日が終わるなんてこともよくある。

ToDoリストに代表されるオープンリストは
タスクを書き出し、見える化し片っ端からタスクを片付けることには適しているが
際限なく仕事が入ってきたりして、キャパシティがオーバーするとうまく機能しづらい欠点がある。

また、やりたいと思っていて重要なタスクというのは
大抵時間もかかり、どこから手をつけていいのか・・・と途方にくれることが多い。
だから、手をつけること、あるいは考えることすらおっくうになり
本当はやらなくても問題ないタスクを無意識作って
このタスクをやらないといけないから、大事なこのタスクはできない。
やらないのではない、できないのだ。なんて都合のいいストーリーを作り上げるなんてこともある。
気を抜くと私もよくやってしまう。
そして、ますます、重要なタスクに手をつけられなくなり、時間だけが過ぎていく。

そこで、クローズドリストが重要になる。
簡単に言えばチェックリストを想像してもらうといい。
重要で、自分の人生にとってやっておくと間違いなく得なものを洗い出し
チェックリスト形式のリストを作って
毎日とにかく手をつけるということをやる。
先にクローズドリストに手をつけたら残りのタスクをやるという風に
タスク消化の優先順位を変えるのだ。

利点としてはまず、重要なタスクにてがつけられるということだ。
これまで一緒くたに他のタスクと並んでいたものだが
一度クローズドリストの形にすると、
優先順位がはっきりするのでタスクに手がつきやすい。

さらに、クローズドリストを作ることは
自分のタスクの優先順位を考えるきっかけにも成る。
いざ、作ろうと思うと、一日にタスクに割ける時間や
締め切りや、総時間でどれくらいの時間がかかるのかなどなど
具体的にタスクに対する取り組みの方法も出てくる。
タスクの優先順位を考えることは、自分の人生にとって何が重要なのだろうか?
ということにも敏感になるのだ。

実際にやってみると、自分はやりたいと思っていたけれど
雑事をあえて作ることで、やりたいことから遠ざかっていたのだと気がつく
私の場合は、小説を書いたり、テキストを書いたりといったことが
クローズドリストに入る。
人に見せる文章を書くというのはやっぱりそれなりに労力もかかるし、時間もかかる。

さらに、思い通りにできない自分というのにも直面する
そうした事実がつらくて、別の仕事をつくり遠ざけていたということが、
よくわかるのだ。
確かにまとめて可視化することで、以前よりも取り組みはできるようになった。
やりたいことがあるのに、やれないという人にぜひお勧めしたい本だ。

まとめ
重要なタスクはクローズドリストにまとめて優先的に取り組む。
クローズドリストを作る過程で、自分の人生に重要なタスクを考えることができる。