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怠けるつもりはないのに気が付いたら、サボってしまう。気を付けてるつもりなのに遅刻が多い。そんなスケジュール管理、タスク管理に不安を抱える方へ、めんたね代表http://mentane.net/カウンセラー尾谷幸治が主宰する、ADHDの治療プログラムを用いた、意志の力を使わない、スケジュール管理、タスク管理のワークショップです。お問い合わせはこちらまでcontact@imasuguyaru.com

1月やるCafeの報告 新年の目標はなぜ計画倒れに終わるのか?

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※参加者の方が描いてくれたレポ漫画です

1月のやるCafeを6日に開催した。
テーマは新年の目標を設定して達成することだったのだが
ワークを作っていく中で
「そもそも新年の目標って計画倒れの代名詞だよね」という声がスタッフから出てきて
なぜ新年の目標は計画倒れに終わるのか?が裏テーマとして上がった。
というか実質メインテーマになった。

確かに新年の目標と聞くと、大抵叶わないことが多い。
今年こそはと思い立って考えはするが実際に動き出すことはない。
正月気分でだらけたまま、休みが終わって日常を過ごす中で手が付かなくなる。
そして気がついたら1年が終わっている…

ワークでは最初に「これまでに達成した目標」と「達成できなかった目標」を書き出してもらった

興味深かったのは実際に書いて貰うと「これまでに達成した目標」が無いという参加者が居た

話を聞いてみると「達成」のハードルがものすごく大きいことに気がつく
例えば「ランニングを習慣的にする」という目標も
「定期的にランニングはしているが、目標の回数と距離が走れていない」
ということで本人の中では「達成」されていない。

こういうメンタリティを持っていると
目標は達成しにくいだろう。
出来ていることに目行かないし、出来て居ない自分を見続けないといけないからだ。
辛いことは続かない。
小さいレベルでも目標を達成したと自分を褒めてモチベーション維持することは重要である。

目標達成が出来ない要因は様々ある
手順がわからない
気軽にできない
目標のハードルが高すぎるなど
これまでのやるCafeのワークでもやってきたことだ。
そこで今回は目標が達成されない要因として、
特に心理的な要因にスポットを当ててみた。

目標をいざ立ててやろうとしたときに
ネガティブな感情が目標達成を邪魔することがある。
その感情を取り除けばスムーズに目標達成に手を付けられる。

今回はセドナメソッドというワークをやってみた。

一言で言うとネガティブな感情を認めて手放すワークだ。
次の①~⑦の手順で行う

①目を閉じて立てた目標に向けてタスクを実行することをイメージする。
②イメージしたその時に浮かんできたネガティブ感情に名前をつける
③名前を付けた感情に10段階で点数をつける

ここまでで第一段階
自分にべっとり張り付いている感情をじっくり味わう。
自分の感情はそう感じるのが当たり前すぎて
じっくりと感じ取ると言うことが出来ないことが多い。
そして感じ取ることができたら手放すワークに取り組む。

参加者には次の質問に答えて貰った。

④その感情を認めることはできますか? はい/いいえ
⑤その感情を手放せますか? はい/いいえ
⑥その感情を手放しますか? はい/いいえ
⑦いつ?

質問には「はい」でも「いいえ」でもどちらでも構わない。
既にこの質問に答えている時点で感情の存在は認めている
一度認めれば、次に動かす機会ができる

⑧最後にもう一度イメージをして感情に点数をつけてみる

実際にやってみると、参加者全員のネガティブな感情の点数が下がっていた

実は点数は上がっても問題ない。
感情をイメージして名前と点数をつけることで
自分にべっとりくっついていた感情が
実は動かすことが出来るということが理解できているからだ。

一回で全ての感情をなくす必要は無いし、それは難しい
タマネギの皮をむくように何度もやると効果が大きい。

参加者からは一連のワークを通して
「自分が思った以上に自分の感情に無自覚で、感情に影響されていることに気がついた」
「感情についてじっくり考えることでやりたいことがやれそうな気がした」
「出来ていることをあまり出来ていると評価しないのだと気がついた」
といった感想がでた。

2月もやります。詳細はこちらの記事をご覧下さい。

imasuguyaru.hatenadiary.jp


当日の様子

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