今すぐやる会

怠けるつもりはないのに気が付いたら、サボってしまう。気を付けてるつもりなのに遅刻が多い。そんなスケジュール管理、タスク管理に不安を抱える方へ、めんたね代表http://mentane.net/カウンセラー尾谷幸治が主宰する、ADHDの治療プログラムを用いた、意志の力を使わない、スケジュール管理、タスク管理のワークショップです。お問い合わせはこちらまでcontact@imasuguyaru.com

集中力ってどうやったら身につくのだろうか?集中時間の計測と注意持続訓練

 

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仕事でも勉強でも、タスクをこなすに必要なのが集中力です。
好きなことなら集中してやれるんだけど、
嫌なことや気が重いことは集中が続かなくて困ってるんだよな・・・
と思う人は結構多いと思います。私もそうです。

集中力に関して今すぐやる会ではこんなワークをやっています。

集中時間の計測

ストップウォッチなどつかって、
自分の集中できる時間を計測して、記録貰います。
例えば仕事の作業中とか、勉強しているときに
注意がそれたり、手が止まったら
ストップウォッチを押して時間を見ると。
やってみると、自分の集中時間が一目できて結構面白いです。
好きな作業だと1時間2時間平気で続くのですが、
嫌な作業だと2,3分で集中が切れたり
自分の集中する時間の短さにびっくりしたりします。

やってみると解るのですが、これ、やっていて結構辛いです。
私は常に時間に追われている感じがして、落ち着きませんでした。
時間を計る、というタスクを設定してしまっているので、
そのタスクに、追われている感じがするんですよね。
だから、一気に全部やろうとはせずに、
どれか気になるタスク一つに限定して始めて見る
という感じでやったほうが続くと思います。

時間をしっかり計り、記録することができると、
自分の集中できる時間、タスクをどれくらいの時間で処理できるか?
ということが明確になります。
そうすると、否応なくタスク処理の速度が見えるから、
無理なタスクは立てられなくなります。結構自分の現実が見えちゃうので
やっていて辛い事もあるのですが。
しかし、タスクの設定がより現実的なものになって、
結果としてタスク処理の速度や量が多くなります。

注意持続訓練

集中時間の計測で、自分の大体の集中時間が解ったら
今度はその集中を持続するための訓練をして貰います。
自分が集中できる時間にタイマーを設定してタスクをやってもらう。
タスクの最中、頭の中に浮かんだタスクと関係ないこと、
タスクを妨げる思考を記録します。

記録するというのは大事です。
例えば学生の頃、勉強をはじめようとしたら、
勉強する前に掃除をはじめてしまうとか。
いま、社会人をやっている人でも仕事に手を付ける前に、
ついついネットサーフィンしてしまうとか。
タスク処理に苦手意識を持つ人は
こういう逃避的行動をやってしまう人が多いはずです。

冷静になって後から考えると
優先順位は仕事や勉強の方が上なんですが、
タスクに手を付けるのが辛いから、
ついつい逃避的に別のタスクを探してそっちにうちこんでしまう。
今すぐやる会ではダミータスクなんて呼んでますが。

記録をとるというのは、
こうしたダミータスクについて
考えるきっかけを作って貰うためでもあります。
つまり、その時に頭に浮かんだことは、
本当にその時にやるべき事なのか?と。
記録し、書き出すことで優先順位も付けやすくなりますしね。
タスクがこなせない原因が見つかったりすることもあります。

これに関連してポモドーロテクニックというものがあります。
詳しくはまた次回に回しますね。