今すぐやる会

怠けるつもりはないのに気が付いたら、サボってしまう。気を付けてるつもりなのに遅刻が多い。そんなスケジュール管理、タスク管理に不安を抱える方へ、めんたね代表http://mentane.net/カウンセラー尾谷幸治が主宰する、ADHDの治療プログラムを用いた、意志の力を使わない、スケジュール管理、タスク管理のワークショップです。お問い合わせはこちらまでcontact@imasuguyaru.com

整理保管システムを使ってモノを無くさない!

f:id:osugi-akira:20160507183649j:plain

今回は日用品や書類の整理保管システムを作るお話です。

今すぐやる会に新メンバーを入れて約半年が絶ちました。
メンバーにも、教えている主催者側にも共通して
モノを良くなくす、整理整頓が出来ないという悩みがあります。

出掛けるときに、カギやサイフない!どこに行ったっけ?
と探し回っているうちに時間が過ぎていく。
カギを見つけたと思ったら、今度はスマホが見あたらない。
更に探し回っているうちに、約束の時間が過ぎて遅刻してしまう。
会をやっているとこんな実体験が良く出てきます。

また、書類に関しても、確定申告であったり、役所に提出する書類だったり
前もって準備しないと行けない書類がどこかに行ってしまって
提出期限を過ぎてしまったり。

いずれにせよ、モノや書類をなくしたり、整理出来なかったりで
損をしている経験がある方は多いんじゃ無いでしょうか。
こうした悩みはモノをなくす被害があるのはもちろんのこと
間接的に、遅刻をしたり提出期限を守れないといったことで
社会的信用を失うという被害もあります。

そこで、生理保管のシステムをキッチリ作って運用しようというお話です。

様々やり方はありますが、重要なのは

保管しておく場所を1つに固定すること
しまうときも同じ場所にしまって他の場所には絶対に置かないこと

ということです。

これは比較的少ない労力で、すぐに効果が現れるので
早速やってみることをお薦めします。

探す手間が省ける、ものをなくす心配が無くなるので大変便利です。

例えば私はウォールポケットを使っています。

f:id:osugi-akira:20160507183806j:plain

こんな感じです。ちょっと汚くてスイマセン。
ちなみにアイキャッチ画像も我が家のです。

公共料金の支払いや役所関係の残しておく書類を入れて置いたり
出掛けるときにかならず必要なもの
(サイフ、スマホ、音楽プレーヤー、カギ、定期入れ)
などを入れて、帰ってきたら必ず同じ場所に入れる。

凄く単純なシステムですが、効果は大きいです。
出掛ける準備も短縮できますし、
モノをなくすことが無くなりました。

書類整理に関しては、自分なりにルールを決めておくことです。
最初のうちは出来るだけ単純なシステムが良いでしょう。
書類関係は一カ所に集中させて探す手間を省きます。
いる/いらないの2つくらいに分別するところから始める。
分別する期日も定期的に決めておく。
慣れてきたら種類毎に分ける
(レシート、保証書、医療費、税金、明細書etc)
と言った具合です。
単純なシステムから始めて
自分にあったシステムを作り出していくのが理想的です。

さて、このようにシステムを作って運営すれば大丈夫だろ。
と思って居たのですが、先日参加者の方から
「システムは作ってるんだが、やっぱりモノを無くしてしまう」
という相談がありました。
話を聞いてみると、確かにどこに何をしまうかは、
キッチリ決めているのです。
しかし、ちょっと注意がそれてしまうと、
どこに何があったかわからなくなると。

そこで無くしてしまうものを挙げて貰い
どういう時に無くしてしまうのか?
どんなときに注意がそれるのか?
と質問してみました。そうするとこんな感じの話になりました。

バイク用の雨具
普段は座席の下のスペースに入れてあるが
使ったあとに、濡れているので干したらどこかに行ってしまった。

携帯
無くさないように首にかけているのだけど、
ガラケースマホ両方かけていて
時々重たく感じて外してしまう。
外したときに無くすことがある。

カギ
帰宅したときに、疲れてしまっているので、
いつもしまっている場所にしまうことをわすれてしまう。

その人にはこんなアドバイスをしました。
1つは自分がものを無くすパターンがある。
疲れたときや重いと感じたときに注意がそれる。
また、いつもと違うことが起きると置き場所が変わって無くす。
そういうパターンが自分にあることを自覚して、
パターンが起きそうな状況がきたら注意する。

もう1つは保管するシステムを見直してみる。
疲れたり重いと感じたら注意がそれて無くすのだから
しまう場所、身につけている場所を
変えることも考えた方が良いのでは無いか?

そうしてアドバイスをした結果
携帯とカギは身につける場所、しまう場所を変えることになり
雨具は雨が降ったときには
干す場所をかならず決めるシステムを作るという形になりました。

ものを無くす話を丁寧に聞いていくと、よく無くすものや、
どういう状況で無くしてしまうのか?というパターンが出てきます。
そのパターンを知って事前に注意を払うこと
労力を極力掛けないようにシステムを変えるということ
この2点は重要な視点だと思いました。

この話も参考に自分なりの生理保管のシステムを作ってみて下さい。