今すぐやる会

怠けるつもりはないのに気が付いたら、サボってしまう。気を付けてるつもりなのに遅刻が多い。そんなスケジュール管理、タスク管理に不安を抱える方へ、めんたね代表http://mentane.net/カウンセラー尾谷幸治が主宰する、ADHDの治療プログラムを用いた、意志の力を使わない、スケジュール管理、タスク管理のワークショップです。お問い合わせはこちらまでcontact@imasuguyaru.com

引越しを手伝って部屋やモノの整理について必要なことを考えてみた。

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先日今すぐやる会のメンバー(以下T氏)の引越しをお手伝いした。
引越しの中での作業が今すぐやる会的にも関連していることだったので、ここに書き留めておきたいと思う。

今回の引越しはT氏が持っている古い別荘から新しい別荘への引越しだ。彼は以前に草津にリゾートマンションを買っていたのだが、新しく別の場所にリゾートマンションを買ったとのことで今回の引越しとなった。

で、引越しとなったはいいのだが、どうも手伝ってみて手際の悪いところが目についてしまった。

引越しや部屋のモノの整理で必要なことは結論から言えば

①すべてのモノを見える化して把握する
②作業スペースを作る
③すべてのモノに居場所を作る
④片付けやすく使いやすいモノの管理システムを作る

ざっと書くと以上4点だと思う。
すごくざっくり書いているので、この4点を実行するために様々なタスクが必要になってくる。

・何がどこにあるかがわからなくて困る

さて、引越し当日に話を戻す。
まず目についたのは荷物の梱包だ。手当たり次第にダンボールにあれやこれやと入れていて「大丈夫?せめてダンボールの外側に何が入っているか書いた方が良いのでは?」と思って一応言ったのだがT氏が「大丈夫」というのでそのままになった。

これが後々困ることになる。

梱包をし、新居に荷物を運びいざ開くとなった時に
あれがどこにいった、あれがないとものを探すのに手間取ってしまった。

仕方がないので箱をかたっぱしから開けてリビングに荷物を手当たり次第に出していった。

・手当たり次第にやるので作業が終わらない

さらに気になったのは作業の進め方だ。T氏は次のように作業を進める。箱を開ける、箱の中身を取り出して「これはどこだっけ...」とものを持って移動する。
移動した先で(例えば棚とか)で「あ、そういえば!これをやらなきゃ!」と別の作業を始めて、最初にやろうとしていた作業を忘れる。さらに移動した先で別の作業を見つけて作業を忘れる。移動して忘れれるを繰り返す。
この繰り返しでどの作業を終わらないまま時間が過ぎる。

これではらちがあかないので、こちらで作業を管理することにした。

作業工程としては、箱の中にあるものをリビングに出し、手伝いに来ていた者たちでT氏に「これはどこに入れたらいいか?」を質問し指示通りに動くことにした。

何をどこに入れるかをT氏に決定してもらい、作業を我々で行なった。意思決定と作業を分けたのだ。

・場所が決まらない

そうした作業をやってだいぶ片付くのだが、それでも収納場所が決まってなかったりするものが出て来た。とりあえず保留という感じで場所を作り放り込んでいたのだがどんどん溢れて来た。この保留枠はとりあえずクローゼットにざっと入れることにして、次の整理の時間に決めることにした。

この場所を決めるというのもなかなか簡単には決まらない。実際に住んで部屋をどう使うかで変わってくる。

日常的に使うものはすぐに取り出せるように工夫する必要がある。そして必ずそこにしまう必要もある。無くしてしまうことを防ぐためだ。

必ずその場所に入れてその場所から出すということを、気軽に簡単に日常的にできるように部屋のレイアウトを考える必要がある。
この辺は次回やる予定。逆にこれが上手にはまれば快適だ。

モノを探す時間、モノをしまう時間、モノをなくす危険がなくなるからだ。

今回は時間が来てしまったから一旦作業を止めて後日やることにした。
続報はまた後日。

なおこの部屋やモノのセリのプロデュースは、出張ワークショップみたいな形で商業化を考えています。自分の部屋もやって欲しいという方ご連絡ください。

当日の写真

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